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決算モメンタム手法の有効性検証3_翌日陰線をつけた場合

寄り付きで10%以上上昇しても場中下落することは往々にしてある。そこで、場中(始値から終値)で5%以上減少したかどうかで分類し、リターンを計測することとした。母集団が少なくなるため業績予想上方修正は考慮しない。

 

 

日中5%以上下落した銘柄は、その後のリターンはそれほど改善しないことがわかる。決算日翌日は出来高も多いため、寄りで高い株価で購入した株主は、その後含み損を抱えることとなり、その後株価が反発して上昇したとしても、含み損を抱えた株主が売却するため、株価があがりずらいということであろう。

図表4「それ以外」について、1か月と3か月の分布は下記のようになっている。

 

2Qから4Qにかけてのデータは下記の通りである。

Qによって若干差はあるものの、どのQでも日中5%以上下落した銘柄は、それ以外の銘柄に比べてその後3か月にわたって弱いことが確認できる。